宝塔寺
2008 / 04 / 23 ( Wed )
月見館から京阪電車に乗って15分、その後徒歩15分のところに宝塔寺があります。
宝塔寺は、848〜851年に藤原基経の発願で創建された真言宗の極楽寺が前身です。 1308〜13011年、このころの深草の極楽寺の真言宗住職良桂律師が日蓮宗京都開教を果たした日像上人に帰依し、日像上人を極楽寺に迎え入れました。 その時、真言宗から日蓮宗に改宗したのです。 そして、1342年日像上人の没後、宝塔寺と改称されました。 京阪深草から東の方角へ歩いて行くのですが、宝塔寺のあたりは道路が狭く、見通しのきかない場所が多いです。 それは、室町時代、延暦寺と対立した日蓮宗徒が武装化し、襲撃に備えた名残りです。 そんな場所に姿を現すのが宝塔寺の重要文化財総門。 ![]() ゆるやかな石段を登っていくと朱塗りの仁王門が建っています。 ![]() 仁王門の天井画。 ![]() 仁王門をくぐると広い境内にでます。 そこに11年もかかって1608年に完成した重厚な本堂が建っています。 ![]() 深草の山に建つ、日蓮宗の本堂としては、京都府最古のものです。 ![]() 7間5面の大きなもので、使用した材木は、豊臣秀吉が方広寺大仏殿を建立したさいの余材で建てたと言われています。 本堂の右の方に重要文化財の京都市最古の多宝塔が建っています。 ![]() 1438年以前の建立で、応仁の乱の戦火も逃れた総高11.4mの小さな多宝塔です。 屋根は二層で、一層目は瓦の葺き方としては古式の行基葺きという珍しいものだそうです。 本堂の北側の渡り廊下も趣があります。 ![]() 伏見には、重要文化財がたくさんあちらこちらに点在していてそれが地域の日常の中に溶け込んでいるところが素晴らしいと思います。 いつも、前を通っているお寺や神社が実は国の重要文化財、というのはごく普通のこと。 でもそれが京都の町中だとたくさんの参拝の方や賑やかなお土産物屋さんに囲まれたりしますが、伏見は、ひっそりと佇むお寺そのもの神社そのものを堪能できるところがいいなあと思います。 そういう意味でも宝塔寺は、ゆったりと時間を過ごせるお勧めの観光スポットだと思いました。 |
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